アンチエイジングコラム[01] アンチエイジングとは
目指すは、生活の質の向上と健康長寿
アンチエイジング(抗加齢医学)とは、老化や加齢を病気として考え、ありとあらゆる科学を結集してそのメカニズムを究明し、その病的変化を治療してしまおうという考え方の医学です。
そのために老化の程度を診断し、生活療法やサプリメント療法、抗酸化療法、薬物療法を駆使して治療を行います。決して不老長寿を目指しているわけではありません。
アンチエイジングがめざすのは生活の質(Quality of Life)の向上と健康長寿。さらに具体的に言えば、ボケないこと、寝たきりにならないことです。皆さんが健康長寿でいられれば、高齢化社会もちっとも怖くありません。
身体が全体均質に老化をしていくことが重要
皆さんは百寿者という言葉を聞いたことがありますか?
百寿者とは、百歳を越えても、ボケもなく、寝たきりでもなく、ガンもなく、健康で自立した暮らしをしている方々のことです。百寿者についての大規模な調査の結果、「みんな前向きな考え方をしている」「極端な肥満者がいない」などいくつかの共通点がみられます。
しかし、百寿者の方が特別に老化の速度がおそいわけではありません。百寿者は、身体全体が均質に老化していて、バランスが良く、弱点が非常に少ないことが重要なポイントです。
多くの方々が、40代50代でなんらかの弱点が現れ、それがどんどん大きくなって、病気を引き起こし、致命的となり脱落してゆきます。それぞれの弱点を早めに見つけて、それを重点的に注意して、克服していけば、病気の予防になり、健康長寿を達成することができるでしょう。自分のライフスタイルに弱点がないかどうか、皆さんも考えてみましょう。アンチエイジング(老化度判定)ドックなどで弱点を見つけてもらうのがもっとも確実な方法です。
アンチエイジングの基本は生活習慣の改善
日本人の生存曲線は過去2000年の間に大きく推移してきました。世界一の長寿国である日本は、最終的な円熟期の生存曲線にもっとも近いと言われています。
しかし私たちのライフスタイルには、健康長寿の達成を妨げている悪しき生活習慣があります。それは運動不足、肥満、悪しき食習慣、ストレス、睡眠障害、喫煙です。これらの要因について理解を深め、食事・運動療法などの生活療法を実践することが、アンチエイジングの基本なのです。

