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   <title>アンチエイジングコラム【14】～ロハスな時代背景</title>
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   <published>2006-08-23T11:21:46Z</published>
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      <![CDATA[高度成長の時代というのは、1960、1970年代の頃を指すのでしょうか。工業化が進み、大量生産、大量消費で日本の国民は便利さと豊かさを手に入れることができました。世界中の先進諸国で同じような現象が起きていました。公害や環境汚染が大きな社会問題なったのもこの頃のことです。人びとのウォーキング時間も減ってきました。有機水銀による水俣病、四日市をはじめ石油コンビナート工場地帯の大気汚染による喘息、東京の光化学スモッグ、田子の浦のヘドロ公害、PCBによる水質汚染、酸性雨、六価クロムによる土壌汚染、赤潮による被害･…、これまではなかった現象です。

人間が健康に生きてゆくために必要なもの。それはきれいな空気と水、そして安全な食べ物です。健康な足腰があれば、好きなところへ行くことができます。農産物は安全な土壌と雨水から育まれ、魚にはきれいな海、川、湖が必要です。空気も水も土も汚れ果ててしまっては、そして足腰が弱ってしまっては、健康なハッピーライフが遠のいてしまうでしょう。

1990年代頃になり、国や大企業はようやく深刻な環境汚染の問題に対して、国際的に取り組むようになりました。企業人や研究者の間で、地球環境をいつくしみ、自然と向き合いながらその偉大なる恩恵を将来にわたり持続的に享受してゆこうという考えが芽生えてきました。宇宙船地球号の考え方あり、稀少動植物の絶滅を防ぐ種の多様性を守る運動あり、地球温暖化を防ぐためのCO2排出協定あり、有機減農薬運動あり、大なり小なりの様々な運動が地域や国や地球規模で行われるようになりました。

このような時代背景の中で、一般の人たちに何ができるのか、一般企業として何ができるのか。とにかく少しでも良いことを実践していこうという一人一人のライフスタイルが、LOHAS ＝ Lifestyles of Health and Sustainabilityという名の下に集まってきたのだと思います。

健康長寿と生活の質（QOL；Quality Of Life）の向上が目的にアンチエイジングは基本的には医学であるので、ロハスという文化的ムーブメントまったくイコールというわけではありません。しかしアンチエイジング医療では生活習慣の改善の要素が多く、ロハスの目指すライフスタイルと共通する部分が多いのは確かです。

ウォーキングについては<a href="http://www.walking.or.jp/" target="_blank">社団法人日本ウォーキング協会</a>が中心に「歩け歩け運動」を推進しています。なんと言ってもウォーキングはCO2排出ゼロですから、車社会の見直しを含めウォーキングはとってもロハスです。また前回紹介した（NPO）ローハスクラブでは、①環境家計簿－暮らしのCO2チェック、②ロハス環境の森プロジェクト、③ロハスエコツーリズムをテーマに取り上げています。環境家計簿－暮らしのCO2チェックとは、地球温暖化の原因となるCO2の排出を、家庭で「環境家計簿」をつけて、草の根レベルでCO2排出量削減に協力しようというものです。ロハス環境の森プロジェクトとは、先ほどと同じくCO2排出量を減らすために、森林で植樹活動を行う運動です。ロハスエコツーリズムでは、国内外の森林や里山へのエコツアー、風力発電の見学や温泉療法の体験などを目指しています。これらの運動は環境医学の観点からも理にかなっているので、多くの人たちがこのような問題に関心を寄せ、限りある地球資源を守るためのライフスタイル改善運動に参画して欲しいと思います。
　　　同志社大学アンチエイジングリーサーチセンター教授
　　　　　　　　　　　　　　　　　　米井嘉一]]>
      
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   <title>アンチエイジングコラム【13】LOHAS(ロハス）; Lifestyles Of Health And Sustainability</title>
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   <published>2006-06-15T11:20:58Z</published>
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      講演などで今まで来たことのなかった街に出かける機会が増えてきました。そんな時はできるだけ時間を作り、ウォーキングで街中を探索したりします。「ロハス」という言葉、最近よく見かけるようになりましたね。すると、ついつい｢ロハスって何かな｣「アンチエイジングとなにか関係あるのかな」と考えてしまうのです。

ロハスとは、英語「Lifestyles Of Health And Sustainability」の頭文字「LOHAS」をとってロハスと読んだ言葉。米国で生まれたマーケティイングのための造語です。意味としては、心と身体と地球環境にやさしいライフスタイルのことです。

一方、アンチエイジングとは、生活の質（QOL；Quality Of Life）の向上と健康長寿を目指すための予防医学です。アンチエイジング療法の基本はライフスタイルの改善にあります。

今回のシリーズでは、街角でぶらっと出会ったロハスな考え方、ライフスタイルを紹介するとともに、アンチエイジングが目指すライフスタイルと比較して、どの辺に共通点があり、どの辺が違うのか、考えてみたいと思います。
ロハスとアンチエイジングとの根本的な違いは、ロハスは民間伝承的に生まれた文化的ムーブメントですが、アンチエイジングが医学の一分野であることでしょう。従って、話の筋の流れとしては、ロハスの考え、ライフスタイルを紹介しながら、アンチエイジングの医学的観点か検証してゆくことにしましょう。

「いきいきロハスライフ！」の著者イデ・トシカズ氏は、ロハスを考える視点は消費者、生活者、投資家・企業家の3つがあると言っています。消費者の立場とは、オーガニックフードやスローフードを買う消費者が何を考え、何を求めるか、どのような行動をとるか、です。生活者の立場とは、ヨガや鍼灸、アロマテラピーといった代替医療を積極的に取り入れたりする健康志向のことです。投資家・企業家の立場とは、オーガニックフードやスローフードを生産する企業、環境にやさしいハイブリッドカーを作る車会社、CO2の排出抑制を真剣に取り組む企業グループであったりするわけです。それでも車会社、CO2の排出抑制がいくら頑張ったところで、ウォーキングにはかないません。空気を吸って呼吸して、代謝された結果のCO2は排出規制の対象にはなりません。ウォーキングはなんとCO2の排出ゼロなのです。

自分たちが良いと考え、実践しているもの、これからやろうとしていることなので、なんとなく良いことに見えます。良さそうだから良い、それも一理あるでしょうが、時には謙虚になって、本当に良いのかどうか、科学的に検証ししてみる必要はあるでしょう。

どのように検証するかについては、色々考えもあるでしょうが、ここは一つアンチエイジングの考え方と比較してみましょう。アンチエイジングの目標はQOLの向上と健康長寿ですから、「ロハスってこの目標に対して本当にいいの？」という疑問について考えるわけです。。

日本にはNPO法人ローハスクラブ（東京都中央区、会長浦田純一、http://www.lohasclub.org/）が設立されており、ロハス普及の中心を担っています。その活動趣旨は、健康ですこやかに暮らしたいと願う人々に対して、ロハス（環境と人間の健康を優先した持続可能な社会のあり方を模索する）という志向を普及・促進するために調査・研究および情報のネットワーク化に関する事業を行い、人々の健康や社会活動、経済、環境の保全に寄与することを目的とすることです。簡単に言えば、「意識を少し変えて、健康な生活を始めよう」ということ。次回から、ロハスについて、もう少し詳しく説明しましょう。

同志社大学アンチエイジングリーサーチセンター教授
米井嘉一
      
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   <title>アンチエイジングコラム【12】 [－パルッセ日記]</title>
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   <published>2006-05-19T11:20:11Z</published>
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      大学の今出川キャンパスへ向かう途中、僕はよく京都御所を通り抜けます。4月に見事な花を見せてくれたしだれ桜も、今はすっかり普通の木のフリをしています。初夏の京都はとても気持ちがいいですね。御所の公園でイヌを散歩させているおじさんを見かけました。それもぶらぶらとした「イヌも歩けば棒にあたる」スタイルではなく、たったかたったかリズムよく「健康ウォークやってるぞ」という感じ。イヌもしり尾をピンと立て心なし得意げに歩いています

今年はイヌ年、年男の僕はペットのアンチエイジングの本を出版しました。あのおじさんのように愛犬と一緒にウォーキングするのは実に理想的なこととして取り上げています（『愛犬を元気で長生きさせる育て方』 PHP研究所刊）。
　人間での研究の結果、ウォーキングやエアロビクスなどの有酸素運動は、糖尿病などの生活習慣病を改善するばかりでなく、睡眠の質を高めたり、認知機能障害（いわゆる痴呆）を予防することがわかっています。それはイヌにとってもきっと同じ。眠りの質を高め、若さと健康を保つために、散歩はとても大切なのです。

イヌたちが昔オオカミだった頃、老化は存在しませんでした。野生動物たちはみな厳しい自然のおきてに従って生きており、「老化」はただちに「死」を意味したからです。しかし、今では家庭で飼われているペットたちに生活習慣病や老化が見られるようになってきています。これはペットが野生の動物ではなくなり、人間と同じ生活環境で暮らしているからにほかなりません。食生活が以前に比べてずっと良くなり、獣医さんたちのお陰で病気になっても治すことができるようになったため、寿命が飛躍的に延びたのです。

ウォーキングのような有酸素運動をした時には、心拍数の上昇や肺の呼吸動態、全身の血液循環量の増加といった身体の変化がみられます。これらの情報は、即座に脳に送られて行きます。そして脳はこれらの情報から「厳しい自然で生きる資格あり」と判断します。つまり、脳は遺伝子に刻みこまれた情報に照らして、お前（イヌです）はまだ狩りや子育てなどの第一線に従事しているのだと判断され、老化のスイッチが押されないですむというわけです。

中年イヌと言ってもイメージがわかないでしょうが、中年から老年になったイヌたちが快適に病気や障害の少ない生活を送ることは、すべてのオーナーたちの望みです。さあペットたちを散歩に連れて行ってください。アンチエイジング・ウォークで、愛犬が元気なるのと一緒に、飼い主のあなたも元気になってしまいましょう。（同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授　米井嘉一）
      
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   <title>アンチエイジングコラム【11】 [－パルッセ日記]</title>
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   <published>2006-03-07T11:18:36Z</published>
   <updated>2006-10-20T06:41:13Z</updated>
   
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      アンチエイジングの講演ではいつも「老化の仕方は人それぞれ。テーラーメード医療が必要」と言っています。テーラーメードって洋服のことですよね。これまで背広はもっぱら吊るしが専門、お仕立てなんてとんとご無沙汰でした。

たまにはテーラーメード衣料をということで、銀座テーラー（銀座の老舗です！）というお店で採寸してもらいました。「右肩下がりですね」「右手が左手より少し長いです」「ももの筋肉は結構がっしりしていますね」と言われながらメジャーを当てられていると、なんだかドクターの診察を受けている気分になってきます。「下半身の筋肉がしっかりしてきたのはウォーキングの成果です。ほらこの腕時計、万歩計（パルッセ）なんですよ。」と言うと、びっくりした様子。最後には「万歩計が見やすいように、左のお袖を少し短くしておきましょう」ということになりました。どうやらお仕立て背広を着てもウォーキングから離れられない運命のようです。

洋服屋さんと言ってもあなどるなかれ、長年通っている顧客の体型サイズの情報はきっちり把握しており、まるでカルテの如し。加齢にともなって男性の体型（スリーサイズ）がどのように変化してゆくか、重要データの宝庫だったのです。「最近ちょっとウエストが出てきましたね。どうされますか？」「頑張って元にもどすから、キツメにしてくれ」とか、「どのようなお服がお望みですか？」の問いには「若く見える服がいい」「ずばり女の子にもてる服」「気が引き締まる服」「やる気が起こる服」などの答えがかえってくるとか。これぞまさしくアンチエイジングの精神ですね。

これまで女性向けにはエステやコスメなど「いつまでも若く美しくいたい」という欲望を満たすためのアイテムがいくつもありました。勝負下着とかいって、高級な下着をつけると気分が変わるという女性もいます。

しかし、男性向けアイテムは圧倒的に少ない状況でした。なんとかしてテーラーメード衣料をアンチエイジングの土俵の上に載せることはできないか。その後オーナーを交えて熱い談義が始まりました。精神的にくじけそうな時にこそ、びしっとした服を着て自分を鼓舞することが必要です。エレベーターを尻目に平然と階段を昇っている矍鑠（かくしゃく）とした自分の姿をイメージしてみました。

（同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授　米井嘉一）
      
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   <title>アンチエイジングコラム【10】 [－コンビネーションが大切－有酸素運動・筋肉トレーニング・柔軟体操]</title>
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   <published>2005-12-14T11:16:00Z</published>
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   <summary>アンチエイジング（抗加齢）を目的とした健康増進のためにお薦めなのは、有酸素運動、...</summary>
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      アンチエイジング（抗加齢）を目的とした健康増進のためにお薦めなのは、有酸素運動、筋力トレーニング、柔軟体操をバランスよく行うことです。

有酸素運動とは筋力は弱いが長時間持続できる運動で、歩行、ジョギング、平泳ぎ、サイクリング、ゴルフなどです。エネルギー源としては主に脂肪を燃焼します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　筋力トレーニングは無酸素運動とも呼ばれ、瞬発力を要する、短時間で強い筋力を発揮させる運動です。わずかな時間しか持続できません。ダンベル体操、短距離の全力疾走、重い物を持ち上げる、けんすいなどです。エネルギー源としてグリコーゲンなどの糖質が消費されます。４０歳以上では年間１％、寝たきりになると２、３日で１％の筋肉が衰えます。筋肉量の維持のために、週２回の筋力トレーニングが推奨されます

柔軟体操・ストレッチを毎日おこなって、関節可動域を目いっぱい使いこなしましょう。朝起きたときでも、寝る前でも、５～１０分でいいですから、毎日続けてやりましょう。日常生活だけでは、間接の可動域をフルには使っていません。関節は使わないと、だんだん固くなり、動く範囲が狭まります。生活の質を保つためにもストレッチ運動は重要です。

ウォーキングも大切です。喫煙しないハワイ在住日系人男性（６８～７０歳、７０７人）を対象にした１２年間にわたる追跡調査の結果、よく歩く人（１日２マイル以上、１マイル＝約１．６㌔）のグループの死亡率は、あまり歩かない人（１マイル未満）のグループのほぼ半分でした。

日本の国民栄養調査でも、良く動く人ほど心疾患などの罹患（りかん）率ならびに死亡率が低いことが報告されています。また、肥満の解消や血中脂質の改善、高血圧にも効果があります。

私たちの試験成績では、歩く早さは運動強度４０～６０％がちょうど良いようです。具体的には最大心拍数（おおむね２２０マイナス年齢）の４～６割の脈拍で歩くこと。

日常生活での歩数は、成人では８０００～９０００歩、７０歳以上では男性が５４００～７０００歩、女性が４６００～５９００歩というのが目標値です。加齢にともなって、さまざまな身体的要因が重なると、ますます歩く機会が少なくなってしまいます。筋肉が衰えて歩幅・歩行スピードといった歩行機能が低下すると、それがさらなる身体機能低下をもたらして、ますます歩かなくなるという悪循環に陥ってしまいます。４０歳以上の人の運動習慣を分析すると、ほとんど運動しなくなる人が４割、週に２回以上は運動するという人も４割以上あり、｢良く運動する人｣と「ほとんど運動しない人」に二極化しているようです。「ほとんど運動しない人」は、｢歩かなくなる悪循環｣から脱却して｢歩きの好循環｣に仕向けましょう。

普段からウォーキングを続けていれば、筋肉への刺激が保たれて、歩行機能も維持されます。ウォーキングによって、脳内に快適なシグナルが出るようになり、ますます楽しくなってゆくことでしょう。
      
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   <title>アンチエイジングコラム【09】 [運動のすすめ－生活の質向上に効果］</title>
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   <published>2005-11-09T11:12:50Z</published>
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   <summary>アンチエイジング（抗加齢）医学で、運動療法は重要です。生活習慣病を例にすると、運...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sukoyaka-navi.com/antiage/">
      アンチエイジング（抗加齢）医学で、運動療法は重要です。生活習慣病を例にすると、運動不足により心臓発作が増え、糖尿病、高血圧は悪化することがわかっています。運動することで、体脂肪とコレステロールは減少し、糖尿病、脳梗塞（こうそく）や虚血性心疾患を予防することができます。運動は、がんの予防にも役立つと言われています。

アンチエイジングの立場から補足説明すると、
｢骨密度を高める｣
｢筋肉を増強する｣
｢筋肉の収縮を予防する｣
｢ケガを減らす｣
｢日常の動作を容易にする｣
などの作用があり、QOL（生活の質）の向上に役立ちます。
また、
｢感情をより安定させる｣
｢ストレスのコントロールに役立つ｣
｢睡眠の質を改善する｣
など、精神面でもかなりプラス効果があります。。

何よりも大切なことは、運動の習慣が、成長ホルモンや、IGF－Ⅰ（インスリン様成長因子－Ⅰ）、若さと健康を保つために重要なホルモンのDHEA（デヒドロエピアンドロステロン）のレベルを高める働きがあることでしょう。運動量は、多ければ多いほど効果が高いわけではありません。なにごともバランスが重要です。過激なスポーツは、かえって身体にダメージを与え、寿命を縮める可能性があります。実際のところプロのスポーツ選手らは、身体を酷使しすぎる傾向にあります。アンチエイジングを目指す一般の方々には、プロ選手なみの過度な運動は不向きです。
運動するときは、適切な水分補給、栄養対策も同時にすべきでしょう。健康の維持・増進には、運動を生涯続ける生活習慣を身につけることが必要です。

　ハーバード大学卒業生の調査では、卒業後の運動量が多いほど、冠動脈疾患（心筋梗塞、狭心症など）になる危険性が小さくなることがわかりました。運動を続けることで冠動脈疾患予防効果があるのです。しかし、学生時代にスポーツマンだった人が卒業後スポーツをやめると、予防効果がなくなってしまうこともわかっています。

骨粗しょう症は、骨の中のミネラル分が失われ、骨密度が三十－四十歳の平均の七割以下となる状態です。せっかく心臓や肺などが丈夫であっても、骨粗しょう症になると、骨がもろくなり、背骨や股（こ）関節部の骨折の原因になり、寝たきり状態のきっかけになってしまいます。骨粗しょう症を治すことは、QOLを維持するために大切です。

サプリメントによってビタミン・ミネラルを補給したり、性ホルモンを調整することも大事ですが、それだけでは不十分です。実際に運動療法を行って骨に刺激を与えることが大切です。

運動の種類によって、骨密度への影響が異なります。骨に衝撃が加わるような、飛んだり跳ねたりする運動は、骨の血流を増し、骨密度を増す効果が大きくなります。水泳など重力がかからない運動では骨密度が増加しにくくなります。
遺伝子診断や骨密度チェックによって、骨に弱点がある人は、早い年齢から対策を練りましょう。
      
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   <title>アンチエイジングコラム【08】― [パルッセ日記］</title>
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   <published>2005-10-17T10:51:38Z</published>
   <updated>2006-10-20T06:41:13Z</updated>
   
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      歩くこと（ウォーキング）はもっとも一般的な有酸素運動と言えます。しっかりとした心構えをしてのウォーキングもよし、通勤や移動時に歩くのもよし。そんな日々の積みかさねが身体を怠けさせない秘訣でしょう。僕のウォーキングには欠かせないのがパルッセ。リングをカチッと回してウォーキングモードで歩きます。

これをして心がけているのは次の3つの事項：
①心拍数を適度に上げて運動強度を40～60%に保つこと、
②1日の目標歩数9000歩、
③平均時速4.5km/hを保つこと。

この中では平均時速を保つのが結構きついです。普段ならば奈良県橿原市の家から駅まで往復2600歩、JR同志社駅前から大学研究室までの往復4200歩、あとは美しい京田辺キャンパス内を歩けば1万歩はなんなく達成できます。20歳前後の若い学生の刺激を受けてキャンパスライフはいたって健康的。正門に至る坂道だってゴホゴホいいながらタバコ吸っている学生なんかガンを飛ばして軽がる追い越しちゃいます。それに較べて都会は実に歩きにくい。人ごみや路上の障害物、信号に車に自転車あり。かきわけかきわけ歩きます。連続して10分以上のリズムにのった気分よいウォーキングはなかなか望めません。東京もつらいけど、土地勘のない大阪はもっとつらいですね。

本日は名古屋で会議。道は少し余裕がある感じ。秋はウォーキングにも良い季節です。タクシーの誘惑を振り切り地下鉄も一駅歩いて、なんとか目標を達成しました。そんな日は自分へのご褒美が欠かせませんね。夕食に何を食べようか？「美味しいものをいただくのではなく、おいしくいただくことが大切」と自分に言い聞かせて、選んだのは名古屋コーチン。鶏肉がヘルシーとか、そんなことはすっかり忘れ、「おいしいものはヘルシーなのだ」と考える。コーチン肉の味を最大に引き出すこつはとにかく良く噛むこと。あとは気の合った仲間とチョッピリだけアルコールを…。Happy! だから明日もアンチエイジング・ウォークを目指します。
（同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授　米井嘉一）
      
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   <title>アンチエイジングコラム【07】― [－アンチエイジング（老化度判定）ドック－各年代の最善を目指す］</title>
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   <published>2005-09-29T10:41:42Z</published>
   <updated>2006-10-20T06:41:13Z</updated>
   
   <summary>自分自身の加齢度を客観的に評価することは、抗加齢（アンチエイジング）医学を実践す...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sukoyaka-navi.com/antiage/">
      自分自身の加齢度を客観的に評価することは、抗加齢（アンチエイジング）医学を実践する上で大切な第一歩です。その観点から提唱している「アンチエイジング（老化度判定）ドック」は、加齢や老化を病気として考え、一連の検査で早期発見・予防をし、そして少しくらい衰えた部分は治してしまおうというのが目的です。老化や加齢の現象はこれまで避けがたいものと考えられてきましたが、病気であるならば治るはずだという発想です。
老化の兆しの現れ方は年齢によって異なります。四十代、五十代、六十代にとっては、いまだゆっくりとした形態をとるでしょう。しかし、八十代、九十代の方にとって老化はきわめて急激に訪れます。

「アンチエイジング（老化度判定）ドック」では、通常の人間ドック検査項目のほかに、体脂肪検査、骨年齢（骨密度の精密測定）、血管年齢（動脈硬化度検査）、基礎代謝検査、ホルモン年齢（血管中のホルモン測定）が加わります

このドックの結果を評価し、受診者にアドバイスするにあたって「オプティマルヘルス（最善の健康）」という考え方が重要です。これは、それぞれの年齢において心も身体ももっともイキイキとした理想的な健康状態を意味します。それぞれの年齢で健康状態をランキング付けするとすれば、以上10％以内の方と考えていただければ分かりやすいでしょうか。三十代なら三十代として最善の健康を維持し、四十代は四十代のベストの健康状態を目指すわけです。五十代、六十代、七十代、八十代、九十代に人も同様です。

六十代、七十代になって、がんにならず、ボケることもなく最高の健康状態を保つためには、三十代、四十代の若いころから努力すべきです。若いころからの努力の結果として高齢期があるわけですから、高齢になっていきなり健康になるのは無理というものです。
血液検査の結果についても、正常範囲とは考えの異なる、最善値（オプティマルレンジ）という考え方をとります。一般的には、検査値が正常範囲を超えれば、病的範囲に入ることになります。最善値とは、それぞれの年齢において心も身体ももっとイキイキとした「最善の健康」状態を保つために、目標とすべき検査値です。たとえ検査結果が標準範囲に入っていたとしても「それでは不十分、もっといい状態（最善値）を目指しましょう」と指導します。

私が以前勤務していた日本鋼管病院（神奈川県川崎市）は、全国に先駆けてこの新しい医療テクニックを取り入れました。これらの結果に基づいて、次のような指導をしています。
①食事指導では、サプリメントに関するアドバイスを合わせて行います。
②運動指導では、スポーツジムの利用ばかりでなく、筋肉トレーニングなどの無酸素運動、ウオーキングなどの有酸素運動、柔軟体操のバランスを重視します。
③健康、疾患は心身が相関して発言しますので、心理指導の必要な人は意外に多く、ストレス解消の仕方などアドバイスします。

検査項目の中で最善値から最も大きくはずれているものが、その人の弱点が生じると、ほかの良い部分にも悪影響を及ぼすので、まずは弱点を是正して全体のバランスをとることが大切です。このようにして、受診者が健康長寿を達成できるようにアドバイスをしています。
      
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   <title>アンチエイジングコラム【06】― [病の宝庫　中年太り－　４０代前半で心筋梗塞も</title>
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   <published>2005-08-11T10:34:49Z</published>
   <updated>2006-10-20T06:41:13Z</updated>
   
   <summary>何万年もの間、人類は厳しい自然と向き合って生きてきました。そのため、人間には飢餓...</summary>
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      何万年もの間、人類は厳しい自然と向き合って生きてきました。そのため、人間には飢餓という事態へ対抗して生きのびるためにさまざまなシステムが発達しています。例えば、食いだめ。たまにしか手に入らない食料を食べた時には、エネルギーを一時的に脂肪として蓄え、エネルギーを少しずつ使って次の獲物が手に入るまで耐え忍ぶのです。
しかし現在のような飽食の時代には、この脂肪代謝のシステムが異常をきたしてしまいます。例えば肥満。それは体内に過剰な脂肪が蓄積された状態ですが、脂肪の中でも、特に中年太りのような内臓脂肪はさまざまな病気を引き起こす引き金になるのです。内臓脂肪は、普通の皮下脂肪と異なり、脂肪合成や分解活性がより高く、遊離した脂肪酸が門脈を介し直接肝臓へ流入しやすい特徴があります。すなわち脂肪肝になりやすい状態です。
食事からとったブトウ糖や脂肪分は、肝臓で代謝されて遊離脂肪酸やグリセロールになって、血液の流れに乗って脂肪組織の脂肪細胞に取り込まれます。脂肪細胞は脂肪を取りこみ、もう満杯になったサインとしてレプチンというホルモンを分泌します。レプチンが血管を通って、脳内の視床下部に到達すると、食欲をコントロールする司令塔である満腹中枢が刺激を受け、食欲を低下させます。また脂肪組織にも作用しエネルギー代謝の増大を促します。このような仕組みによって、ヒトは身体の脂肪量を一定に保っています。これが正常な状態でのレプチンの働きです。

肥満のあるヒトの９５％に高レプチン血症がみられます。このような状態は「レプチン抵抗性」と呼ばれ、レプチンが分泌されて信号が出ていてもそのシグナルが受け取れない状態です。その原因は極めて多様で、レプチンの受容体に異常が発生している人もいれば、細胞内のシグナル伝達がうまくいかない人もいます。肥満のような病的状態では、レプチンの悪い側面ばかりが現れてきます。一般的には、４０歳以後で、加齢とともに血中レプチン濃度は上昇していく傾向にあるようです。舌における味覚についても、レプチンが高いと甘味感受性が低下して、甘味が感じにくくなります。結局のところ、甘いものでもそれほど感じることなく、どんどん食べてしまい、レプチンの指令になれっこになってしまった満腹中枢は、食べても食べても食欲を減らそうという命令を出さないようになります。かくして肥満はますます助長するというわけです。骨からカルシウムが抜けてスカスカになる骨粗しょう症も、レプチンが多いと進行してしまいます。しばしば疲労感を訴えることを特徴とする慢性疲労症候群の患者においても、血中レプチン濃度は高いようです。疲労感とも関連があるかもしれません。

レプチンが高いと、血糖値を制御するホルモンであるインスリン抵抗性が上昇して、インスリン作用を発揮しにくくなります。糖尿病状態になりやすくなるわけです。副腎皮質ホルモンのコルチゾルも、身体におけるレプチン抵抗性・インスリン抵抗性をあげる作用があります。レプチン、インスリン、コルチゾルは、必要以上に分泌されると、互いに助長しあって、加齢や老化を促進させてしまうのです。高血圧、高脂血症、内臓肥満、糖尿病を合併すると、動脈硬化が３０代から急速に進展し、４０代前半で心筋梗塞や脳卒中が起きてしまいます。これが「シンドロームX」とか「死の四重奏」とも呼ばれ、きわめて危険な病態です。中年太りを甘く見ないでください。それは病気の宝庫ですから。
      
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   <title>アンチエイジングコラム【05】― [病気と自然治癒力－　明日があるさと考えて</title>
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   <published>2005-07-19T10:30:46Z</published>
   <updated>2006-10-20T06:41:13Z</updated>
   
   <summary>精神活動が正常に営まれていれば、健康は維持され、たとえ病気になっても回復すること...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sukoyaka-navi.com/antiage/">
      <![CDATA[精神活動が正常に営まれていれば、健康は維持され、たとえ病気になっても回復することがあります。私たちはこうした回復力のことを「自然治癒力」とか「恒常性」と呼んで、昔から、治療に役立てようとしてきました。なぜなら、精神活動の失調が大きければ、病状はさらに悪化することを臨床的に知っていたからです。
昔から「病は気から」と言われます。今では、キャッチフレーズは<strong>「病は気から、老化も気から」</strong>となっています。これは、医師として無責任な言葉では決してありません。「病は気から」のメカニズムを医学的に解明しようとする医学は、精神神経免疫学と呼ばれています。精神神経免疫学は、ストレスを中心とした精神的な動きと、からだを守る免疫機能の関係や、心と体が関連しておこる「心身相関病」のメカニズムを明らかにしようとするあたらしい医学です。
たとえば、ペンシルベニア大学のセリグマン博士が行った実験では、強度のストレスや、先の見えない、希望が持てない環境が免疫機能に致命的なダメージを与え、がんに対する体の抵抗力を劇的に弱めるということが確かめられています。抗加齢医学（アンチエイジング医学）では、
<strong>■心の調和がとれた状態（怒り、喜び、憂い、恐れ、哀しみの感情のバランス）
■ストレスをうまく逃がした状態
■前向きでポジティブな心の状態（「明日があるさ」「次の恋人がいるさ」といった精神的なはげみや希望をもつこと）</strong>
が特に重要であると考えています。
実際に、健康長寿の人たちを調べてみると、精神面で特徴があることがわかります。百歳を超えて、ボケもなく、がんもなく、健康で自立した生活を送っている人たちのことを百寿者と呼びます。何万人の規模で調べてみると、百寿者の人たちは概して「前向きな考え方」をすることが多く、また「ストレスに強い」と言われています。また、恋をしたり、友情を大切にしたりしています。人間いくつになってもコミュニケーションは大切なのです。
抗加齢医学の中では、この精神面の部分が医学的評価を一番しにくいところです。しかし、数ある生活療法の中でも、この精神面の部分はもっとも大切です。それは生きる気力であり、精神（スピリット）です。とにかく「自分は１２０歳まで、健康で元気に生きるのだ」と声に出して言ってみてください。自分が健康で元気に生きる姿を頭に思い浮かべてください。それが精神療法の基本なのですから。
ここでも男性と女性の意識の差が大きく感じられることがあります。それは女性がいくつになっても、肌や髪などの見かけを若く美しく保ちたいという強い願望があることです。これは生きることへの強い意欲です。男性にはまったく欠けていると言えます。
講演会の後での質問コーナーでも、積極的に質問するのは圧倒的に女性が多いです。内容は科学的なことよりも、自分の生活に密着した内容が中心です。少しでも知識を得て、自分の生活を改善させようという強い意欲が感じられるのです。
このことも男性と女性の平均寿命の差につながっているような気がします。]]>
      
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   <title>アンチエイジングコラム【04】―成長ホルモン―　運動と睡眠で減少防ぐ</title>
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   <published>2005-06-23T10:27:36Z</published>
   <updated>2006-10-20T06:41:13Z</updated>
   
   <summary>＜症例＞ ４０歳、男性、公務員。 幼児期に成長ホルモン欠乏症と診断され、成長ホル...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sukoyaka-navi.com/antiage/">
      <![CDATA[＜症例＞
４０歳、男性、公務員。
幼児期に成長ホルモン欠乏症と診断され、成長ホルモンの投与を受けた。現在、身長
１４９ｃｍ、体重５５ｋｇ。身長は１７歳の時と変わらず、体重は約５ｋｇ増加して、ずんぐりとした体形に変わった。髪はやや薄く、白髪が交じる。皮膚は乾燥肌で、シミが多い。全体的に体力不足で、行動もすこしスローなところがある。夏でも風邪をひきやすい。


今回は<strong>成長ホルモンの話</strong>です。
成長ホルモンは、<strong>人体にとって最も重要なホルモン</strong>の一つであり、睡眠中、特に眠りの質がもっとも高い時間帯に、脳の下垂体から分泌されます。成長ホルモンは、肝臓でＩＧＦ－Ⅰ（インスリン様成長因子―Ⅰ）と呼ばれる成長因子の産生をうながし、子供では、組織、骨、軟骨、筋肉、皮膚、肝臓、腎臓の成長をつかさどります。「寝る子は育つ」ということわざは、よく眠る子供は成長ホルモンの分泌もさかんで、よく育つという意味です。
それでは、もしも、成長ホルモンが無かったらどうなってしまうでしょうか。子供で成長ホルモンの分泌が足りないと、骨や筋肉などの骨格が十分成長できず、低成長の状態になってしまいます。これが小人症ともよばれる病気です。体格が小さいばかりでなく、心臓や消化器系の機能も弱く、免疫力や、時には知能も衰えてしまいます。成長ホルモン欠乏症と診断された小児には、保険診療によって成長ホルモンが投与されるので、正常な発育を遂げることができます。

成長ホルモンは、からだの成長が止まったあと、<strong>大人になってからも大切な役割</strong>があります。
成長ホルモンを分泌する器官である下垂体に腫瘍ができて、３９歳の人がそれを手術によって摘出した症例を前々回紹介しました。その人は、下垂体をとってしまったので、成長ホルモンの分泌ができなくなってしまいます。ＩＧＦ－Ⅰも極めて低くなります。
すると、<strong>健康的でうるおいのある皮膚をつくったり、しわを減らしたり、骨をじょうぶにしたり、また、エネルギーレベルや性的な能力を高める働きが</strong>弱まってきます。そればかりでなく、免疫システムが弱まり、心臓の出力も弱まり、視力が低下し、また、時には健康感がなくなったり、記憶力が衰えるなど、その影響は実に多岐にわたるのです。生活の質は著しく低下し、まるで老化が早まってしまったようになります。
病気でなくとも、成長ホルモンの分泌とＩＧＦ－Ⅰの産生は、３０歳をすぎると加齢とともに徐々に減ってきます。

自分自身がもっている<strong>成長ホルモンを分泌する能力を高め、ＩＧＦ－Ⅰレベルをあげることは、若さと健康を保ち、老化を防止するために、たいへん重要です。食事ではたんぱく質を多めにとること</strong>（1日８０ｇが目安です）、<strong>運動はウォーキングや水泳などの有酸素運動を週に4回以上、スクワットなどの筋力トレーニングを週2日以上、ストレッチは毎日行う</strong>こと、そして<strong>質の高い睡眠をとることなど生活習慣を改善することは、脳の視床下部に情報与えて、下垂体からの成長ホルモン分泌を促し、肝臓でのＩＧＦ－Ⅰ産生を刺激するなど、自分自身のホルモン・レベルを高めます</strong>]]>
      
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   <title>アンチエイジングコラム[03]　内分泌の変化―ホルモン分泌の減少によって『しぼむ』</title>
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   <published>2005-03-18T10:26:30Z</published>
   <updated>2006-10-20T06:41:12Z</updated>
   
   <summary>実年齢を重ねるにしたがって、体内のホルモン分泌が減少してゆきます。メラトニン、Ｄ...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sukoyaka-navi.com/antiage/">
      実年齢を重ねるにしたがって、体内のホルモン分泌が減少してゆきます。メラトニン、ＤＨＥＡ、成長ホルモンやインスリン様成長因子（ＩＧＦ-Ｉ）、女性ホルモン（エストロゲン、プロゲステロン）、甲状腺ホルモンなど、若さと健康を保つために必要なホルモンは、平均的に３０歳をこえるころから減りはじめます。そしてこれらのホルモンの分泌がある一定レベル下回ると、さまざまな症状が現れてきます。
例えば女性ホルモンのエストロゲンは、血管、脳、肌、骨密度の若さを保つ働きがあり、女性の健康長寿に深く関係のあるホルモンです。このホルモンの減少によって、更年期障害と呼ばれる、ほてり、のぼせ、動悸、骨粗しょう症、不眠などの症状をもたらせます。
ところで多くの人の場合、２０歳のころは何を食べても太らない身体だったかもしれませんが、４０歳近くになると、何を食べても太る身体に変わってしまいます。それは身体の代謝機能が若者モードから、おじさん・おばさん・高齢者モードに変化するからです。人の一生を四季にたとえて、それぞれを「春モード」と「秋モード」と呼ぶことにします。
それでは、ある症例から、春モードから秋モードに変化する過程での、ホルモンの役割を見てみましょう。

〈症例〉
３９歳男性、会社員。最近、なんだか目が疲れる、頭痛が多く、肩こりがひどくなってきた。どうしたのだろう。最近はやりの男性更年期なのだろうか。そう言えば最近精力も衰えたようだ。人間ドックで検査をしても、まったく異常はない。もしかして頭が原因か？脳ドックに入って、ＭＲＩ検査で脳下垂体を調べる。やはりそうだった。診断は下垂体腫瘍（しゅよう）。脳下垂体からはさまざまなホルモンが分泌される。下垂体腫瘍もときにはホルモンを大量に分泌することがあるが、今回はホルモンを産生しないタイプの腫瘍で、手術により切除した。

人間のからだは、普段の生活の中で、温度、明るさ、睡眠、身体活動、性的活動などの情報を感覚器官で感知して、それらの情報は統合されて脳に送られます。
そして、それらの情報を受けて、脳にある視床下部は下垂体を経由して、全身の臓器や器官に向かって、ホルモン分泌という方法で、的確に指令を送っているのです。
もしも下垂体機能や下垂体ホルモンが欠乏すると、症例のような、いろいろな症状が現れてきます。「なんとなく疲れやすい」という体力・運動能力の低下、「精神的な意欲や性的な感情、想像力の低下」という精神活動の低下、眠りの質の低下、免疫力・抵抗力の低下、骨密度の低下、肌の変化、体脂肪の増加、筋肉の衰えなどです。
具体的には、すぐに疲れる、疲労が抜けない、ときめきがなくなった、集中力やまさに老化そのものです。
下垂体ホルモンの分泌は、視床下部からの命令によって、調節されています。それが意味することは、普段の生活態度が大変重要だということです。もちろん、加齢とともにホルモンの分泌は少しずつ衰えてゆきます。それは、老化のプログラムのスイッチが「オン」になったことを意味します。しかし、悪い生活習慣や食習慣をそのままにしておくと、こうした重要なホルモンの分泌低下は、さらに早まってしまうのです。
ですから、ウオーキングなどの運動、高タンパク食、野菜・海藻などの抗酸化食品の積極的な摂取、ストレス対策をすることによって質の良い睡眠を得ることなどの良い生活習慣や食習慣に改善することが、自己のホルモン分泌能力を低下させないためには大切なのです。
      
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   <title>アンチエイジングコラム[02]　健康長寿の決め手　重要な生活・環境因子</title>
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   <published>2005-03-18T10:24:55Z</published>
   <updated>2006-10-20T06:41:12Z</updated>
   
   <summary>私は現在、神奈川県川崎市にある日本鋼管病院で、人間ドック・脳ドック室部長を務めて...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sukoyaka-navi.com/antiage/">
      私は現在、神奈川県川崎市にある日本鋼管病院で、人間ドック・脳ドック室部長を務めています。専門は消化器内科で、一般の勤務医として診療もしています。
みなさんご存じのとおり、日常の外来診療や人間ドックにはさまざまな患者さんがいらっしゃいます。老若男女、３０代の女性もいれば、９０歳を越える男性もおり、それぞれが千差万別な症状を訴えて、病院に来られます。重大な病気が発見される患者さんや生活習慣病の治療にいらっしゃる患者さんもいる一方、「最近、どうも眠りが浅い」とか「疲れやすい」「気力がわかない」「腰がおもい」「物忘れをするようになった」という軽微な症状や愁訴感を訴え、検査をしても特段の異常はみつからずに、単に「年ですね」と言わざるを得ないケースもかなり多いのです。
しかし私は、この「年ですね」という言葉をどうしても口にしたくありませんでした。ＤＮＡ構造から推測される人間の生物学的寿命が１２５年余りあるにもかかわらず、その半分を費やしただけの患者さんに対し、「加齢」や「老化」という都合のよい理由を掲げて、現状維持を上限に回復もしくは改善をあきらめていただくことは医師としてフェアな態度ではないと考えたのです。何か良い療法はないだろうか．．．。それから情報収集、勉強を始めました。その結果行き着いたのが、抗加齢（アンチエイジング）医学だったのです。

抗加齢医学とは、ありとあらゆる科学を結集して、加齢のメカニズムを追究し、今まで避けることが難しいとされてきた老化に立ち向かう学問です。単に数字としての寿命を延ばすのではなく、寝たきりや、ボケを避け、がんを予防しながら、生活の質を高く保った上で、健康にハッピーに暮らしていこうというわけです。なんだか虫のよい話ですが、ここは乗らない手はありません。
日本人の平均寿命は世界一です。女性は８５.２歳、男性は７８.３歳。女性の方が寿命が長いことは明らかですが、過去３０年間をみると、平均寿命の伸び率は女性の方が高いのです。つまり寿命の男女差は今でも開く一方です。その理由として考えられることは、男性と女性との身体構造上大きな違いがあることです。それは女性だけが子供を産むことができることと深く関係しています。子宮や卵巣といった女性特有の身体構造がありますが、エストロゲンやプロゲステロンといった女性特有のホルモンにも、長寿の秘密があります。
男女の性別は、もって生まれたもの。変えることができない体質的な素因としましょう。

健康長寿を達成できるかどうかの決め手は、大きく２つの要素があります。まずどうしても体質的に恵まれている人がいることは事実です。親が長寿なら子も長寿のチャンスが増えます。しかしそれでは、そういった体質的な素因のない人は健康長寿を達成することができないのでしょうか。答えは否です。すべて体質で決まるわけではありません。体質以外にも、生活因子や環境因子が重要であり、いかに体質的な素因のある人でも、不摂生をすれば健康を害して、早死にすることは明らかです。
このコラムでは、抗加齢医学という新しい医学を紹介するとともに、中年から壮年期の人たちが健康長寿を達成できるように、なるべく分かりやすくアドバイスしてみたいと思います。
      
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   <title>アンチエイジングコラム[01]　アンチエイジングとは</title>
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   <published>2005-03-18T10:23:02Z</published>
   <updated>2006-10-20T06:41:12Z</updated>
   
   <summary>目指すは、生活の質の向上と健康長寿 アンチエイジング（抗加齢医学）とは、老化や加...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sukoyaka-navi.com/antiage/">
      <![CDATA[<strong>目指すは、生活の質の向上と健康長寿</strong>

アンチエイジング（抗加齢医学）とは、老化や加齢を病気として考え、ありとあらゆる科学を結集してそのメカニズムを究明し、その病的変化を治療してしまおうという考え方の医学です。
そのために老化の程度を診断し、生活療法やサプリメント療法、抗酸化療法、薬物療法を駆使して治療を行います。決して不老長寿を目指しているわけではありません。

アンチエイジングがめざすのは生活の質（Quality of Life）の向上と健康長寿。さらに具体的に言えば、ボケないこと、寝たきりにならないことです。皆さんが健康長寿でいられれば、高齢化社会もちっとも怖くありません。

<strong>身体が全体均質に老化をしていくことが重要</strong>

皆さんは百寿者という言葉を聞いたことがありますか？

百寿者とは、百歳を越えても、ボケもなく、寝たきりでもなく、ガンもなく、健康で自立した暮らしをしている方々のことです。百寿者についての大規模な調査の結果、「みんな前向きな考え方をしている」「極端な肥満者がいない」などいくつかの共通点がみられます。
しかし、百寿者の方が特別に老化の速度がおそいわけではありません。百寿者は、身体全体が均質に老化していて、バランスが良く、弱点が非常に少ないことが重要なポイントです。

多くの方々が、40代50代でなんらかの弱点が現れ、それがどんどん大きくなって、病気を引き起こし、致命的となり脱落してゆきます。それぞれの弱点を早めに見つけて、それを重点的に注意して、克服していけば、病気の予防になり、健康長寿を達成することができるでしょう。自分のライフスタイルに弱点がないかどうか、皆さんも考えてみましょう。アンチエイジング（老化度判定）ドックなどで弱点を見つけてもらうのがもっとも確実な方法です。

<strong>アンチエイジングの基本は生活習慣の改善</strong>

日本人の生存曲線は過去２０００年の間に大きく推移してきました。世界一の長寿国である日本は、最終的な円熟期の生存曲線にもっとも近いと言われています。

しかし私たちのライフスタイルには、健康長寿の達成を妨げている悪しき生活習慣があります。それは運動不足、肥満、悪しき食習慣、ストレス、睡眠障害、喫煙です。これらの要因について理解を深め、食事・運動療法などの生活療法を実践することが、アンチエイジングの基本なのです。]]>
      
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   <title>米井先生のご紹介</title>
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   <published>2005-01-01T02:52:16Z</published>
   <updated>2006-10-20T06:41:12Z</updated>
   
   <summary>日本初の抗加齢医学の研究講座がある同志社大学アンチエイジングリサーチセンター（京...</summary>
   <author>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sukoyaka-navi.com/antiage/">
      <![CDATA[日本初の抗加齢医学の研究講座がある同志社大学アンチエイジングリサーチセンター（京田辺市）教授として、研究に尽力するほか、抗加齢医学を日本に紹介。抗加齢医学のリーダーとして普及に努めており、新聞・雑誌・メディアなど各方面で活躍している。

<strong>◆プロフィール</strong>
１９５８年　東京生まれ　慶應義塾大学医学部　卒業
慶應義塾大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程終了後、ＵＣＬＡ留学
日本抗加齢医学会　理事
日本抗加齢協会　理事
同志社大学　アンチエイジングリサーチセンター教授

<strong>◆主な著書</strong>
「アンチエイジングのすすめ」（新潮社刊）
「イラスト図解　老化と寿命のしくみ」（日本実業出版社刊）
「陰陽五行による癒しの音楽」（廣済堂出版刊）
「アンチエイジング医学の基礎と臨床」（メディカルビュー社刊）]]>
      
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